結婚生活とは夫婦で家庭の文化を作っていくことだと思います。
国際結婚でよく聞くのが「文化の違いが・・・」みたいなことをよく聞きますが、同じ国の人でも家庭が違えば文化が違います。
例えば家に帰ってきてリビングに行きご飯を食べ、トイレに行ってお風呂に入り就寝する。この流れの中でもたくさんの選択肢があります。
家に帰ってきて
「靴をそのまま」「きちんとそろえる」「下駄箱に直す」
リビングに入ってきて
「そのまま過ごす」「靴下や外着は着替えて洗濯機に入れる」
「家事をする」「テレビや携帯など娯楽をする」
「リモコンなどは常に所定の位置にないと落ち着かない」
ご飯食べる
「一人でもできた順に食べる」「家族がそろってから食べる」
「テレビをつけて食べる」「食事中はテレビをつけない」
「自分が食べた食器を片付ける・片付けない」
トイレに行く
「換気扇は常につけたまま・毎回切る」
「便座は毎回閉じる・そのまま」
「男も常に座る・座らない」
お風呂に入る
「換気扇は常につけたまま・切る」
「バスタオルは毎日洗濯する・しない」
就寝時
「電気は切る・切らない」「テレビは切る・切らない」
「エアコンはつけっぱなし・切る」「温度設定」
ぱっと思いついただけでこれくらいありました。
今まで家庭環境や育ち方が違う人たちが一緒に生活をするのですれ違いも出てきます。大切なのはいかにすれ違いをゆずりあったりすり合わせて自分たちの家庭の文化を作っていくかだと思います。
私たちの家庭だと「ご飯を一緒に食べる・食べない」「食事中にテレビをつける・つけない」が夫婦の育った環境で別れましたが「食事は揃うときはみんなで、食事中は食事を作ってくれた人に失礼のないようにテレビを切って食事に集中する」という文化に決まりました。
みんな各自でこだわりがあるのでそこは我慢するのではなく伝えることが大切ではないでしょうか?
例を出すと「電気は常に切る旦那」と「あまり気にしない妻」が生活をしていた場合。
妻は電気を切るか切らないかにこだわりがありません。しかし旦那は毎回電気を切らない妻に「いつも自分ばかりが電気を切って妻はだらしない」というような感情を持ち不満や悪い印象を溜めてしまいケンカなどをきっかけに爆発してしまいます。
ただ一言「電気は毎回使い終わったら切らないと嫌なんだ」と伝えるだけで、気にしてないこだわりがないほうは「じゃあ今度から気を付けるね」で終わった話かもしれません。
たかがそんな事かもしれませんが相手からしたら気になる事かもしれません。しっかり話し合って各家庭の文化を作っていくことが大切ではないでしょうか。
ステップファミリーの場合は夫婦2人で家庭の文化を作るのではなく子供を含めた全員で家庭の文化を作ることを意識してみてはどうでしょうか?
自分にとって嫌なことを継ぐ子がしていた時に怒ったり注意するのではなくパートナーも含め家族で「こういった理由でこうしてほしいな」など話し合ってその家庭の文化をつくった方が良いです。
もし放置していると自分にとって嫌なことなので毎回気になってその度に「実子だったら怒るのかな」「実子じゃないから気になるのかな」と自己嫌悪に陥るような気持ちになります。
ちょっと話せば自分以外は気にもしてなかった事なので今後は合わせてもらいその家庭の文化になります。
子供が自我のない時からのステップファミリーだと夫婦2人で良いのですが、子供が幼稚園など自我が芽生えてからのステップファミリーだと子供というより家庭というチームを作っていくメンバーとして接したほうが変に気負わずに良いのではないでしょうか?
我が家では「こんな理由でこうしていこう」と継ぐ子とパートナーで話し「下の子たちに教えていこうね」というスタンスです。
参考になれば嬉しいですし、こんな考え方はどう?などコメントももらえると嬉しいです